2013年07月06日

わが闇

ナイロン100℃ 『わが闇』 を 観ました。

結成20周年記念企画の 第3弾で、
5年前の初演キャストが 全員揃って再演する作品。

初演をなぜ観てないのワタシ?と 過去を辿ってみたら、
ちょうど観たい作品だらけ、しかも12月〜1月公演で 時間がなく、
泣く泣く 諦めたことを思い出しました。

ううう、観ることができて、よかった。。。。

休憩15分挟んで 3時間半の大作だったけど、あまり疲労を感じなかったのは、
それだけ舞台に惹きつけられた、という 良作の証でしょう。


わが闇.jpg





ある一家が、病床の叔母を見舞うために 小さな村にやってきたところから
物語は始まります。

その娘たち・・・三姉妹の 幼少〜学生時代を、
小説家の父親、心を病んだ母親、自由奔放な継母との 関係を絡めて、
30分ほど時間をかけて じっくり描いてからの「これは序章」発言〜オープニング

だけど、この長い序章の おかげで、
本編となる30年後の三姉妹と 周りの人たちとのやりとりの 積み重ねを通して、
それぞれの 心情や行動が ゆっくりと 浮かび上がってくるのです。


相変わらずの映像は、相変わらず効果的で ステキで、
そっか、プロジェクションマッピングって、ずっと前から ナイロンやってたのね。。。


もう何度も書いてるけど、ナイロンの役者さんが、本当に素晴らしいのです。

長女:立子の 犬山イヌコさん、真面目で 堅くて 複雑な役なのに、半端ない。
次女:艶子の 峯村リエさん、控えめで耐えてばかりだけど、実は扇の要の役どころ。
三女:類子は 客演の 坂井真紀さん。真っ直ぐな役がぴったり、可愛らしさ倍増。

長田奈麻さんの 憎らしいほどの継母ぶりにも すっかりやられたし、
皆戸麻衣さんの 「このコなに?」的なインパクトに しばらく目が離せなくて。

そして、二役の松永玲子さん、とにかくすごい!観れば見るほど好きになる。

と、女優陣が ホント半端ないけど、言わずもがなの 男性陣。

客演の ;
岡田義徳さん、プレッシャーだろうなぁと思いつつ、きっちりまとめてましたね。
長谷川朝晴さん、実直さとイジラレ感が すごくよかったです。

廣川三憲さん、三姉妹の父上は 貴方以外考えられません。温かい。
みのすけさん、安定のヤな奴ぶり(笑)。やっぱり貴方以外考えられません。 巧いなぁ

吉増裕士さん、胡散臭さと 鼻につく感が なんともクセになりそう (笑)
喜安浩平さん、松永さんとの強烈コンビ、楽しそうで、迫力ありすぎて お気に入り。

大倉孝二さん、だめだ〜もうほんと本筋と関係なくても貴方は必要! ずるい(爆)
三宅弘城さん、この一家に 貴方は絶対欠かせません。 ほっこり。

いやもう、これだから ナイロンは やめられません(≧m≦)


ケラさん特有の シニカルさや 閉塞感のようなものは あまりなく、
三姉妹を中心に、人と人の繋がりを、とにかく 丁寧に紡いでゆく。
だからなのか、ラスト、ピンスポの中で それぞれ父親の言葉に包まれるシーンは、
本当に温かくて 涙がぽろぽろこぼれました。

じわじわ〜っと溢れてきて、いつまでもいつまでも余韻が残るような作品。

誰の目線で考えるかによって、
心の闇なのか、消し去りたい過去なのか、はたまた視覚的な暗闇なのか etc..
いろんな想いが、タイトル - わが闇 - に込められてるのかな、なんて思ったり。


本多劇場が終わったら、大阪、北九州、KAAT(横浜)、名古屋公演があるとのこと、
どうぞ大楽まで、スタッフ・キャストのみなさん、体調に気をつけて頑張ってください!


ステキな時間を、どうもありがとうございました☆


ニックネーム のあママ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 観る楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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